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入院中の食事


心臓によい食事と生活習慣について

 
心臓病棟での食事内容

店長を務めております中川が心臓手術のため入院中にいただいた「心臓食」のメニューをご案内します。ICUからCCUそして、一般病棟へ移り撮影した写真です。手がブレナイように息を止めての撮影に一段と心拍数を上げながら撮影しました。心臓を止めること約4時間、手術時間約10時間のためか、その後のダメージがあり20日間は「お粥」にしてもらいました。

食事内容とカロリーについて

下記の食事内容を見ますと、おかずが4品前後で量的には少なく、“粗食”に感じますがカロリーとしては500Kcal前後あります。肉体労働をされていない方がこれ以上の食事を摂りますとその分は、体内に蓄積していくことになります。ビール大瓶のカロリーが約250Kcalです。これにつまみを加えると簡単に1日の摂取カロリーは、2000Kcalを超えることになります。当然、体重は増えることとなります。当家もそうですが、皆様の食卓に並べられる光景と比べていただきまして、食事の内容と量について再考してみませんか。

朝 食

昼 食

・ナスの味噌汁
・ソテー
・青切昆布の煮物
・ふりかけ
・牛乳

エネルギー:473Kcal 
蛋白質:15.1g
脂質:13.4g 
塩分:2.4g

・うどん220g
・出し巻き卵
・かぼす和え
・蒸しパン

エネルギー:475Kcal 
蛋白質:17.2g
脂質:6.0g 
塩分:2.7g

昼 食

昼 食

・白魚のみそ焼き
・糸こんにゃくの酢の物
・けんちん煮
・果物

エネルギー:575Kcal 
蛋白質:27.4g
脂質:14.0g 
塩分:1.7g

・炊き合わせ
・キャベツの和え物
・茄子の含め煮

エネルギー:480Kcal 
蛋白質:24.4g
脂質:10.7g 
塩分:2.1g

昼 食

夕 食

・鶏のごまだれ焼き
・小松菜のおひたし
・なます

エネルギー:445Kcal 
蛋白質:18.1g
脂質:12.7g 
塩分:1.7g

・酢豚
・ごぼう旨煮
・小松菜のからし和え

エネルギー:498Kcal 
蛋白質:19.6g
脂質:8.8g 
塩分:2.3g

夕 食

夕 食

・ピーマンの肉詰め
・サラダ
・ふきの煮物
・果物

エネルギー:460Kcal 
蛋白質:14.4g
脂質:8.0g 
塩分:1.3g

・白身魚のピカタ
・ゆかり和え
・くず煮
・フルーツ

エネルギー:521Kcal 
蛋白質:24.4g
脂質:5.8g 
塩分:1.9g

動脈硬化によい食事内容

毎日食べていて気が付いたのが
・きのこ類
・海藻類
・酢の物
が毎日のように食材として使われていました。動脈硬化を防ぐには、「食事」や「運動」ですが、毎日欠かすことの無いのは、やはり食事ですのでこちらを主対象として取り組むことが大切かと思います。

 

夕食は軽く

これから活動する前に食べる「朝食」、そして活動している間に摂る「昼食」は、食べたものがエネルギーとして燃焼しやすいのですが、夕食後はあまり体を動かさずに休んでしまいがちです。こういう場合、食品のエネルギーは脂肪となって多く蓄えられがちとなります。そういう意味からも1日のうちでは、夕食のカロリーを一番低くするのが理想的です。最も気を付けるのは、夜遅く飲酒しながら長い時間をかけて夕食をとり、寝てしまう生活習慣が問題です。

 

心臓に負担をかける因子

@肥満
A高血圧
B喫煙
Cストレス・緊張
D寝不足
E過度の飲酒
F過度の運動
G長風呂
H急激な寒暖差
I塩分・脂質の多い食生活

 


このコーナーを見ていただいた方の中には、九死に一生を得た方や大変な手術をされた方、その他健康の“ありがたさ”を痛感した方が少なくないと思います。しかしながら、「咽喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、健康になってあの時をつい忘れてしまうのが人間です。節制するばかりでなくおいしいものを食べたい欲望を満たすためにも、正しい知識を持って「腹八分」の食生活を過ごしながら、好きなものも食べれるような自らに気配りした“食”を心がけましょう。

 

 

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